マンション管理規約を見直してみませんか?
古い管理規約が、トラブルの火種になっていませんか?
「うちの管理規約、昭和のままだよ…」
そう感じている管理組合の皆さま、少なくありません。
近年、ライフスタイルの多様化や建物の使い方、関連法令の改正が進み、従来の管理規約では実情にそぐわないケースが増えています。
「なんとなく不便だけど、誰も直さないから…」そんな状態のまま放置していませんか?
規約ってそもそも何?
マンション管理規約とは、マンションの住民全員が守るべきルールを定めた“共同生活の憲法”のようなものです。専有部分と共用部分の定義、管理組合の運営ルール、ペットやリフォームの制限事項など、日常生活に密接に関わります。
なぜ今「見直し」や「作成支援」が必要なのか?
マンションが築年数を重ねるにつれ、住民構成や生活スタイルも変化します。にもかかわらず、20〜30年前に作成された規約をそのまま使い続けているケースが多く、現代の実情に合っていないこともしばしば。また、マンション管理適正化法や区分所有法の改正など、法令の変化にも対応が必要です。
よくある問題点
「規約が古くてリフォーム工事の判断が曖昧」
「ペット禁止のはずなのに、黙認状態」
「理事会の運営ルールがあいまいでトラブルに」
管理規約を見直すメリット
1. 実態に合った運営ができる
古い管理規約のままだと、現状にそぐわないルールが残っていたり、新しい問題に対応できなかったりします。現状に合わせて見直すことで、無理なくスムーズな管理運営が可能になります。
2. トラブルの未然防止につながる
曖昧な規約がトラブルの原因になることも。明確なルールを定めることで、トラブルの予防につながります。ペット飼育、民泊利用、リモートワークにともなう共用部の使い方など…
3. 最新の法改正にも対応できる
マンション管理適正化法や区分所有法など、法律の改正があっても、規約を見直しておけば安心。行政や外部専門家との連携もスムーズになります。
4. 外部の専門家を活用しやすくなる
管理会社や専門家との契約や業務分担を見直す際にも、しっかりとした規約が土台になります。住民の理解も得やすく、合意形成もスムーズになります。
5. 組合員の安心感が高まる
「うちのマンション、ちゃんとしたルールがあるんだ」と感じられることで、組合員の不安や不満を軽減できます。特に世代交代や住民の入れ替わりがあるマンションでは、大きな安心材料になります。
よくあるトラブル事例
◆ ペット飼育に関するあいまいなルール
→ 「昔は禁止だったはず」「小型犬ならいいと思ってた」など、住民ごとの認識にズレが生じ、トラブルに発展するケースがあります。
◆ 民泊・短期賃貸の無断営業
→ 規約に明記されていないことで、勝手に民泊を始めてしまう住民も…。治安や騒音トラブルにつながる恐れがあります。
◆ 専有部・共用部の境界の認識違い
→ サッシやバルコニー、玄関扉などの修繕負担について、どちらの責任か不明確で揉めることもよくあります。
◆ リモートワークで共用施設が占拠される
→ 「ラウンジを一日中仕事で使ってる」「会議電話がうるさい」など、時代に合わない運用ルールのままだと不満が噴出しがちです。
◆ 緊急時対応が規約にない
→ 災害や感染症などの緊急時の意思決定や管理方法が定まっておらず、対応が遅れて混乱することも。
◆ 高齢化への対応不足
→ 高齢の区分所有者の判断能力や、役員のなり手不足など、今後の継続的な運営に不安が出るケースも増えています。
トラブルを未然に防ぐためにも、現代に合った管理規約への見直しが重要です。
管理規約の見直し〜ご依頼までの流れ
管理規約を見直すにあたっては、専門的な知識と客観的な視点が欠かせません。
こちらでは、当事務所にご依頼いただいた場合の流れをわかりやすくご紹介します。
① 現状の規約をチェック
まずは現在使用されている管理規約を拝見し、
現行法やライフスタイルの変化に照らして、どのような見直しが必要かを確認します。
② ヒアリング・課題の整理
管理組合様の運営状況やお困りごとをヒアリングし、
規約に盛り込みたい内容や優先順位を整理していきます。
③ 改正案のご提案
現行規約をもとに、実情に即した改正案を作成し、
わかりやすい説明資料とともにご提案します。
④ 理事会・総会でのご説明サポート(必要に応じて)
改正案について、理事会や総会でご説明する際の
資料作成や文案調整もお手伝い可能です。
ご希望があれば、出席してご説明することも対応いたします。
⑤ 成立・施行までフォロー
総会での可決後、成立した規約を正式な文書として整備し、
その後の運用までしっかりサポートいたします。
ご相談からご依頼までのステップ
- 【お問い合わせ】フォームまたはお電話にてご連絡
- 現在の規約を拝見し、お見積りをご提示
- ご納得いただいた上でご契約・着手
- 上記の流れで見直しを進行
❓ よくあるご質問(FAQ)
Q. 管理規約の見直しって、必ずやらないといけないの?
A. 法律上の義務はありませんが、放置しておくとトラブルの原因になることがあります。
たとえば、高齢化・ペット問題・専有部分の改修など、現代的な課題に旧来の規約では対応しきれないケースが増えています。
安心・安全な管理運営のために、定期的な見直しがおすすめです。
Q. どれくらい古いと「見直したほうがよい」と言えますか?
A. 一つの目安は「2003年の標準管理規約以前のもの」や「改正したことがない規約」です。
また、「うちの規約、PDFもWordもなくて紙しかない…」という場合も、古い可能性が高いです。
不安な場合は、お気軽に無料チェックをご利用ください。
Q. 総会で可決されないと意味がないんですよね?
A. はい。管理規約の改正には、通常、総会での特別決議(区分所有者および議決権のそれぞれ4分の3以上)が必要です。
そのため、事前の準備と、丁寧な説明が成功のカギとなります。当事務所では、説明用資料の作成や説明代行も承っております。
Q. 理事や管理会社にまかせっぱなしでいいですか?
A. 一任も可能ですが、できるだけ理事会や組合員の声を反映することが望ましいです。
現場の実情をふまえた規約にすることで、運用のしやすさや納得感が高まり、「使われる規約」になります。
Q. 料金はどれくらいかかりますか?
A. 内容により異なりますが、目安は以下の通りです:
- 部分改定:5万円〜10万円(税込)
- 全面見直し(現行チェック+新案作成+説明資料作成):15万円〜(税込)
※料金は規模や内容に応じてお見積もりいたします。